映画は人を怒らせる
松本人志の映画「R100」の評判が散々みたいだね。ネットや雑誌の批評なんかを読んでもみんな怒りまくっている。
映画って他の分野に比べて普通の人達でも批評的になりやすいものだと思う。
だから駄作の場合他のジャンルにくらべて幅広く罵倒されやすい。
松本の場合でも、もしこれがマンガとか小説に挑戦といった状況であれば駄作だったとしてもここまで罵倒されることもなかっただろう。
お笑い芸人として北野武と比較されてしまったことも災いだった。芸人としてはともかく、映画製作についてはたけしと松本では天文学的に才能の差があるのは一目瞭然だよ。あのレベルの成功を期待されてしまったのは松本にとっては不幸だった。
日本映画では撮影所システムの崩壊以降、異業種監督は掃いて捨てるほど参入してきたけど本当の意味で成功したのは北野武だけだろう。
松本も北野武ではなく、例えば村上龍あたりと比較した方が適当なのかもしれない。でも村上龍の映画はどちらかと言えば「失笑」という感じなのに、松本の映画にはなぜ強い怒りが集まるんだろう?普段とっている態度の差なのかね。
それにしても村上にしろ松本にしても芸術ぶったことをやろうと思うとSMにいってしまうんだね。そんなもん観るくらいなら団鬼六原作の日活ロマンポルノを観たほうがよっぽどマシだっつうの。
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宇多田ヒカルの再来と言われている kahoの「every hero」という曲を聴いた。悪い意味で14歳とは思えないような声をしていると思った。なんだかおばさんくさいというか、口の中でモゴモゴしてるような歌い方だな。
曲聴いて麻倉未稀の「ヒーロー」を思い出してしまったよ。声質も宇多田ヒカルよりそっちの方が近いんじゃないか?これはあまり売れないと思うよ。
多分あと2曲くらい出してフェイド・アウトしていく予感がする。北野井子みたいなコース。って若い人には通じないか。
このケースもたけしと松本の比較と同じで、宇多田ヒカルの名前なんてあえて出さない方が良かったのにな。この曲聴いたらどこが宇多田なんだ!!って文句いう人が続出するよ。
いくら宣伝文句でひきつけたって、実力がなきゃどうにもなんないんだからさ。「宇多田ヒカルを見出したスタッフが!」とかいったって、宇多田はデビュー前から明らかに才能があったし、あれくらいの天才ならプロなら誰だって分かるだろ。
このKAHOって人のおかげで宇多田はスタッフなんかの力じゃなくて自分の才能でのし上がったってことがよく分かったよ。